死ぬ前に、パリ暮らし

ワーホリでパリに滞在中。パリで暮らすための下調べと、パリの情報など

パリで電気を使うために!EDFの契約

パリに来て、苦労し、消耗したのが電気の契約でした。
パリでは、ほとんどの場合、水道代はアパートの家賃に含まれていて、電気・ガス・インターネットは自分で別途契約する必要があります。
電気はEDF、ガスはGDFという会社と契約します。
私のアパートはガスが通っていなかったので、電気の契約だけ必要でした。

苦労したのは、私の下調べが足りなかったのと、EDFのインターネットのシステムが不安定だったのが原因かなぁと思います。
このEDFの契約を経て、私の精神的タフさのレベルが1上がりました!!あと、外国語での電話の苦手意識が少し軽減されました!(まだまだ緊張しますが。)

 

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EDFのWEBサイトのトップページです。

 

EDFの契約を行う前に

入居したとき、大家さんから前の住人のEDF契約情報のコピーをもらい、「電話かEDFオフィスに直接行くかしてEDF契約してね」と言われました。
この前の住人の契約情報に載っている契約番号が分かると、登録がスムーズらしいです。
すぐ契約をしたかったのですが、調べてみると契約にはフランス国内の銀行口座が必要とのこと!
確実に毎月払えるように、口座引き落としでの契約しかしていないようなのです。
なのでとりあえずは銀行口座を作ることにしました。
銀行口座についてはまた別エントリで書く予定ですが、私はケス・デパーニュという、日本人のスタッフさんがいる銀行で口座を開設しました。
口座を申し込むと、カードや小切手は申し込みから1週間後以降にしか貰えないのですが、引き落としなどで必要なRIBという番号はその場で教えてもらうことができました。
このRIBがもらえれば、もうEDFの契約ができます。


インターネットでの契約にトライ

フランス語がまだ全然話せないので、電話やオフィスに突撃するのはちょっとビビってしまい、インターネットから登録できないかな、と思ってこちらのEDFのホームページを見ていたら、登録出来そうな場所を発見!
ホームページももちろんフランス語なのですが、google翻訳さんという強い味方がいるので、時間をかければなんとか分かるかなと思い・・・。
(ちなみにgoogle翻訳はフラ語→日本語で訳すると本当にちんぷんかんぷんな文になるので、フラ語→英語で訳して使っています)
英語バージョンのページもあったのですが、一部のページだけで、肝心の契約などの詳細ページはフランス語バージョンのみでした。
一応今作成中となっていましたが、本当に作っているのかは不明です。笑

インターネットから登録を進め、先ほどの銀行のRIBも入力し、行けたかなーと最後のボタンを押すと、何やらエラーページが!何っ!
戻るボタンを押すと、最初からやり直してください、という表示になったものの、マイページの案内メールがきていたので、二重で登録しちゃったらそれはそれで面倒・・・。
マイページにログインしようとすると、「現在一時的にログインできません」と出てきたので、システムメンテナンスかな?と思いしばらく様子を見ることに。
パスワードが間違っている可能性も考えて、あえて違うパスワードを入れてみたら、そのときは「パスワードエラーです」と出るので、マイページ自体は登録できているようでした。

そして1週間〜10日くらい経ったのですが、やはりログイン出来ず・・・契約がちゃんとできているのかできていないのか分かりません。
なので意を決して電話をすることにしました。

1回目の電話

EDFのホームページで、英語での相談窓口の電話番号を見つけたので、そちらに電話しました。
すると、早口の英語の自動音声が少し流れ、その後フランス語の自動音声が…少し嫌な予感がしつつ、「オペレーターにつないでいます。少々お待ちください。」的なことを言っている音楽付きの自動音声を15分くらい聞きました。長い!
ようやくオペレーターさんが出てくれたのですが、応答がフランス語。
あれ?と思って「英語でもいいですか?」と聞くと、その人は英語話せなかったみたいで、また保留に。
また例の音楽を20分くらい聞きます。笑

後で何回か電話してようやく聞き取れたのですが、最初の早口の英語の自動音声は、「このまま英語のオペレーションを希望する場合は1番を押して下さい。」という旨でした。
何もしないとフランス語のオペレーションに繋がるという・・・。
また変な気の使い方を!!
フランス語にしたい場合にボタンを押すシステムにすればいいのに・・・。
まぁぶーぶー言ってますが、自分のリスニング力の無さがだめなのです。笑
もしEDFの英語窓口に電話することがある際は、お気をつけ下さい。

20分語、ようやくお姉さんが出てくれました。
おおお!英語! なんですが、フランス語なまりが結構きつい上に、早口!
何回か聞き直したりしつつ、現状を伝えました。
やはりマイページ自体は作れていたみたいで、住所などは登録できていたようです。
しかし電気の契約は成立していなかったようで、このまま電話で契約をすることに。

しかし、ここでまたつまづきます。
オペレーターさん「ミッターリーディングを教えてください。」
・・・ミッターリーディングって何ぞや?
それは何かと聞くと、「5〜6桁の数字で、入居したときに大家さんから聞いているはず。住居の契約書に書いてない?」とのこと。
ん〜〜〜?前の住人の契約番号のこと?と思って聞くと、違う。
賃貸契約署にも、そんな数字は書いてない。
ミッターリーディングをネットで調べようと思ったけど、訛りが強くてどういう綴りなのかもよく分からず、綴りを聞いてみたけど答えてくれず・・・。
多分、向こうからしたら超当たり前のワードで、まさか綴りが分からないなんて思わなかったのでしょうね…!
フランス語だと「○○○(忘れました)よ!」と言われたけど余計分かりません!!泣
「ミッターリーディングとは何なのか?分からないです」と聞いてみたものの、お姉さんがだんだんイライラするばかり・・・。
向こうからしたらなんでこんな基本的なこと分からんねん!!という感じだったんでしょうね。
「それがないと契約できません!!(イライラ)」と言われたので、とりあえず一旦大家さんに確認すると言い、1回目の電話は終わりました。
自動音声の待ち時間も含めて約1時間強の電話でした・・・消耗しました。笑

ミッターリーディングとは

電話のあと、ネットでEDFの契約についてしらべていて、ミッターリーディングの正体が判明しました!!
「Meter Reading」、電気のメーターの使用量の値のことでした!!!
EDFの契約する際には、入居時の電気のメーターの値を伝える必要がある、とネットに書いてあり、「これかーーー!」となったのです。
しかし!入居時の電気のメーターの値なんて、見てもいません。
どうしよう、と思い、とりあえず大家さんに相談。
しかし、大家さんも電気の使用量などは特に管理していなかったみたいで、分からず・・・。
ただ、前の住人が出て行った日に私が入居しているため、「前の住人の最後のメーターから引き継ぐだけだから、向こうも分かるさ〜大丈夫大丈夫!」とのこと。
う〜ん、事前によく調べて、入居のときにメーター見ておけばよかったです。。。

EDFの事務所へ行ってみる

電話だとやっぱりニュアンスや細かい部分を聞いたり伝えるのが難しいな、と思い、今度はオペラ座の近くにあるEDF事務所に行って直接話をしてみることにしました。
フランス語しか通じなかったら終わるけど、最悪スマホのgoogle翻訳さんを使いながらならなんとかいけるかも!と思ったので。笑

日本の銀行のようなイメージをしていたのですが、それよりもずっとシンプルで、真ん中のカウンターに受付の女性が1人、右側には相談ブースのようなものがあり、そこに男性スタッフが2人くらいいました。
思っていたよりも狭く、スタッフさんも少ないです!
お客さんは、壁際の椅子に10人くらい座っており、受付のカウンターには5人ほどがゆるい列を作っていました。
日本の銀行だと、整理券などを発行する機械がありますが、そういうものも見当たらなかったので、とりあえずゆるい列に加わりました。
どうやらまず受付で用件を言い、長くかかるような案件は整理券をもらい、相談ブースなどに案内されるような仕組みでした。
壁際の椅子に座っているのは、その相談ブースを待っている人たちのようでした。

いよいよ私の番。必要そうな事項は全部紙に書き出して、お姉さんに現状を説明します。
すると私の顧客番号をPCで検索してくれたのですが、それを見て、
「あー、これはここでは処理できないわ。インターネットからの申し込みなので。この番号に電話してください。」とのこと!!泣
インターネットで申し込んだことが仇に・・・。
わざわざ足を運んだのは無駄骨になってしまいましたが、腹はくくりました!
家に帰ってもう一度電話にチャレンジです!!

 2回目の電話

気を取り直して、もう一度電話。
今度は英語のオペレーションに繋げてもらうためにちゃんと「1」を押しました!
やはり15分くらい音楽を聞きながら、待ちます。

今度出てくれたお姉さんは、とってもクリアな英語の発音!!
めっちゃきびきび話してくれるし、めっちゃ聞き取りやすい!!感動しました。
お姉さん!あなたについていくぜ!!と思いながら、現状を説明。
そして、メーターの値の話にもなりました。
入居時の値は分からないけど、前の人が出てった日に入居しました!ということを伝えると、「じゃぁ今のメーターの値を教えて。」とのこと。
ここの説明も丁寧で、メーターのどこどこのボタンを押して、その数字を読んで〜など、かなり分かりやすく指示してくれました。

あぁ、ちゃんと契約できそうかも〜〜〜と思っていたところで、またまたトラブルが!笑
システムがクラッシュし、お姉さんのPCが落ちる!!!
申し訳なさそうに「明日また電話してくれないかしら?」というお姉さん。
あとちょっとだったのに・・・!
しかも明日電話してもこのお姉さんに繋がる保障は無いのに・・・!
とても残念ですがしょうがない、次の日の朝、もう一度かけることに。

3回目の電話 

次の日の朝、今度こそはと思いつつ電話をかけます。
今度は例の音楽は10分くらいで済み、オペレーターさんが出てくれました。
ん?この訛り、もしや・・・!?と思ったのですが、どうやら1回目の電話のときのお姉さんのようでした!
あ〜〜大丈夫かな〜〜〜と心配になったのですが、昨日の電話のときの電話番号を控えていたのか、夜に電話したお姉さんから引き継ぎがあったのか、「○○さんですか?」と聞かれ、1から説明せずに済みました。
メーターの値について、やはり分からなかったと伝え、現状のメーター値を伝え、銀行のRIBも伝え、今度こそは・・・!と思っていたら「ちょっと待って。PCの調子が悪いわ。」とお姉さん。

またか!!!!

もう何かの陰謀なんじゃないか・・・と思っていたら、お姉さんが「あとでまた掛け直し・・・・あ、いけそうだわ!」と!
そして3度目の正直で、ようやく電気の契約ができました!!!涙
あーよかったー。
オペレーターのお姉さんも、1回目の電話から事情を知っているので、「長かったわね。おつかれさま」というねぎらいの言葉をくれました。笑

電気料金のプランは、今一人暮らしかどうか、部屋にヒーターはあるかどうか聞かれ、それで適切なプランを向こうが提案してくれる形式でした。
私のプランは月額20ユーロのプランです。
ただ、メーターの点検があった際に、実際に使った電気料が20ユーロよりも差が合った場合は、返金・追加徴収があるようで。
毎月メーターの点検をしなくていいのは、EDFにとっては楽なシステムですよね。

電話の最後で、メーターの値が正しいのかチェックする人を派遣すると言われ、次の日に点検の人が来ましたが、特に問題が無かったみたいで、無事契約完了しました。

たかが電気の契約ですが、電話が終わったときの達成感がすごかったです。笑

まとめ

ということで、苦労した電気の契約ですが、今後フランスで生活して電気の契約をするぞ!という方は下記の点にご注意ください。

1.電気の契約をするには、銀行口座が必ず必要
2.入居時にはメーターの値をメモっておく。(もしくは写真を撮る)
3.前の住人の契約番号を知っておくとスムーズ。
4.EDFのシステムはあまり安定していなさそうなので(笑)、最初から電話か事務所で契約した方が良さそう。

ちなみに、英語での相談窓口はこちらです。(フランス国内から)

09 69 36 63 83 (ホームページに載っていた)

05 62 16 49 08 (事務所でもらった紙に載っていた)


ちなみに保留中の音楽は、聞きすぎて覚えてしまいました。笑
昨日も、道を歩いていて「ん?聞いたことある曲・・・!」と思ったら、誰かの電話(ハンズフリー状態)から流れるEDFの保留音でした。
オペレーターさんにはなかなかつながりにくく、10〜15分待つのはざら、30分くらい待つ場合もあるようですね。
本でも読みながら、根気よく待ってみてください。笑

日本では、電気使えてあたりまえな状態でしたが、国と言葉が違うだけで、こんなに大変なんですね。
良い経験になりました。
解約の時にはフランス語のオペレーターさんにチャレンジできるといいなぁ。



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